監督:トッド・フィリップス 出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ 原題:Joker: Folie à Deux 制作:アメリカ/2024 URL:https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/ 場所:ユナイテッド・シネマ浦和
3つのストーリーはすべて「R.M.F.」でつながっている。「R.M.F.」を演じているのはヨルゴス・ステファナコス。最初「R.M.F.」はヨルゴス・ランティモス自身が演じているのかとおもってしまった。それぐらいに、どことなく似ている。だから「R.M.F.」には監督からのメッセージが込められているんじゃないのか、「R」「M」「F」には意味があって、それぞれが原題の「Kinds of Kindness(優しさの種類)」を表しているのではないか、と見てしまった。
で、今回の『スオミの話をしよう』は、尺が114分とコンパクトな映画には仕上がっていて、おもったよりは楽しめた。『スオミの話をしよう』の英語の題名が「ALL ABOUT SUOMI」であることから「All About Eve(イヴの総て)」を連想して、さらにそのジョーゼフ・L・マンキーウィッツから『三人の妻への手紙』(1949)のような「同じ人間の話をしているのに、人によって見え方が違う」をベースにしているのね、とおもい当たった。映画を観終わったあとにネットを検索すると、三谷幸喜がそのことに言及しているページを見つけた!(https://gendai.media/articles/-/136913?page=3)