スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2D日本語吹き替え版)

監督:J・J・エイブラムス
出演:ハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック
原題:Star Wars: The Force Awakens
制作:アメリカ/2015
URL:http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html
場所:109シネマズ木場

1977年の最初の『スター・ウォーズ(4 新たなる希望)』が大ヒットしたことから、監督のジョージ・ルーカスがその最初の3部作(新たなる希望、帝国の逆襲、ジェダイの帰還)の前の世代と後の世代にあたるストーリーの構想を発表し、その前の世代はジョージ・ルーカス自身の監督によって実現(ファントム・メナス、クローンの攻撃、シスの復讐)されたが、「シスの復讐」の公開をもって『スター・ウォーズ』シリーズは「全6部作」でいったん完結すると発表されていた。

しかし、ウォルト・ディズニー・カンパニーが『スター・ウォーズ』シリーズの制作会社であるルーカスフィルムを買収したことから後の世代のシリーズを制作続行することになり、J・J・エイブラムス監督によって無事ここに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されることになった。

J・J・エイブラムスの監督作品を『スター・トレック』『SUPER8/スーパーエイト』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』と見て来て、どの映画もやたらとVFXにばかり重きを置いたガサツなうるさい映画にしか見えず、特に新しい『スター・トレック』シリーズは昔の『スター・トレック』シリーズが精神的な内面に重きを置いていたのに比べるとその大ざっぱなストーリーに憤慨しか覚えず、申し訳ないけど、ああ、これは肌の合わない監督だなと勝手に烙印を押してしまった。

だから今回の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』もさっぱり期待が持てずに公開からズルズルと今の時点にまで観ずに来てしまった。それでやっと重い腰を上げて観たわけだけど、これが、おもったより悪くなかった。考えてみると『スター・ウォーズ』シリーズはそんなにきめ細やかな映画じゃなかったのだ。だからJ・J・エイブラムスにぴったりの映画だったのだ。でも、一番最初の『スター・ウォーズ(4 新たなる希望)』とストーリーの骨格がまったく同じってのはどういうことなんだろう? 新鮮味がまったくなく、新たな驚きがまったくない。まあ、第3世代のシリーズの導入部としては無難なオープニングなのかな。

→J・J・エイブラムス→ハリソン・フォード→アメリカ/2015→109シネマズ木場→★★★