監督:ベン・ウィートリー
出演:ブリー・ラーソン、シャールト・コプリー、アーミー・ハマー、キリアン・マーフィ、ジャック・レイナー、バボー・シーセイ、エンゾ・シレンティ、サム・ライリー、マイケル・スマイリー、ノア・テイラー、パトリック・バーギン、トム・デイヴィス、マーク・モネロ
原題:Free Fire
制作:イギリス/2016
URL:http://freefire.jp
場所:新宿武蔵野館
今から考えると1970年代の映画は一つのシチュエーションで最後まで強引に押し切っちゃうアクション映画が多かった。ドン・シーゲル『突破口!』とか、リチャード・C・サラフィアン『バニシング・ポイント』とか、H・B・ハリッキー『バニシング in 60』とか、スティーヴン・スピルバーグ『激突』『続・激突!カージャック』とか。そんな、シンプルで、アグレッシブで、ハイテンションな映画はいつの間にか廃れてしまって、もっと複雑で、場面展開も多くて、こね繰り回す映画が多くなってしまった。
ベン・ウィートリー監督の『フリー・ファイヤー』は、銃の取引の交渉がこじれて二組のチンピラたちが延々と撃ち合うと云うワン・シチュエーションの内容で、まるで1970年代のアクション映画のようだった。ああ、やっぱり、1970年代の映画に影響を受けたタランティーノの映画が大好きなだけあって、この映画も気持ちよく観てしまった。タランティーノに比べると過激さや血糊の量がちょっと少なかったけど。
ブリー・ラーソンは『ルーム』の演技でアカデミー主演女優賞を獲ったけど、エドガー・ライトの映画とか、『21ジャンプストリート』とか、この映画とかにも出てて、演技派はぶらなくて凄く良いイメージ。
→ベン・ウィートリー→ブリー・ラーソン→イギリス/2016→新宿武蔵野館→★★★☆