監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、ニコライ・コスター=ワルドー、メリッサ・レオ、ゾーイ・ベル
原題:Oblivion
制作:アメリカ/2013
URL:http://oblivion-movie.jp/
場所:ユナイテッド・シネマとしまえん
SF映画の中にサスペンスの要素が入ると、そのサイエンス・フィクションを駆使した何でもありの自由なイマジネーションについて行けなくなって、ナゾの解決のための鍵がいったい何だったのか見失ってしまう場合があるのだけれど、この映画の場合はそこをぎりぎり止まって、おお、なるほどねえ、と何とかサスペンスに付いて行くことが出来た。でもそこには、そうだったのか! の驚きはまったくなくて、あくまでも、なるほどねえ、だった。SF的な複雑な構成を持ちつつ、なおかつそこにサスペンス的な謎を盛り込むには周到なシナリオが必要だなあ、といつもおもってしまう。この映画は、まあまあ、巧く作られていたとおもうけど、そんなに面白いストーリーでもなかった。SFサスペンス映画は難しい。
SF映画にはクローンが付き物なんだから、もうそろそろ俳優の顔をCG処理しても良いんじゃないかなあ。トム・クルーズ同士の戦いが、昔ながらのスタンドインとカメラのアングルでの処理をしているのを観て、何でそこだけアナログなんだ! と興ざめ。TVの「宇宙大作戦」の第4話「二人のカーク」のころからそこだけ何も変わってない!
→ジョセフ・コシンスキー→トム・クルーズ→アメリカ/2013→ユナイテッド・シネマとしまえん→★★★