なら国際映画祭の3日目は、NIFFユース審査員プログラムの「短編部門:SSFF & ASIA セレクション」。
●マティア・ヴクシキ『Goran’S Street ゴランの道』(8分、2015/クロアチア)
●クリストフ・デアク『Sing 合唱』(25分、2015/ハンガリー)
● アニヤ・リンド『Agnes アグネス』(15分、2015/スウェーデン)
● ダーニ・デ・ラ・オルデン『Swimmer プールサイドの初恋』(15分、2014/スペイン)
● アンダース・ヴェルター『Helium ヘリウム』(23分、2013/デンマーク)
この中ではハンガリーのクリストフ・デアク監督『Sing 合唱』が面白かった。下手な子は口パクさせられる合唱部の子どもたちの先生への反乱。一昨日のイランのコヴェ・マザヘリ監督『Retouch』と同じように、短編映画は1つのシチュエーションのインパクトが大切で、それをテンポよく4コママンガのように起承転結してくれると気持ちがいい。
なら国際映画祭に参加しての感想は、インターナショナルコンペティションをもうちょっと盛り上げないと、映画祭としての中心となる核が無いと云うのか。もっと地元に根付いて、奈良市民も多数参加できる映画祭にならなければ地方映画祭の意味がないなあ。そう云った意味では「尾花座 復活上映会」は成功してたとおもう。