監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ
原題:The Mule
制作:アメリカ/2018
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/hakobiyamovie/
場所:109シネマズ菖蒲
クリント・イーストウッドも88歳になって、いったいどんな映画を撮るんだろう? って期待していたら、とてもこじんまりとした映画を用意してきた。いや、もちろん、これはこれで素晴らしいのだけれど、その内容がクリント・イーストウッドの生きてきた人生を彷彿とさせるストーリーなので、どんなに才能のある人間と云えども、人生も最晩年に来たら家族に対する贖罪の念が湧き上がるものなのかと、その「人並み」なことに嬉しくもあり、がっかりでもあり、複雑なおもいの入り交じる映画になってしまった。
109シネマズ菖蒲でこの映画を観ていたとき、クリント・イーストウッドが余命いくばくもない妻役のダイアン・ウィーストを見舞ったシーンで、ぷっつりとシャットダウンしてしまった。停電だった。クリント・イーストウッドにとってこの映画の中で一番大切なシーンだったような気もするけど、それを拒否するかのように切れてしまったのは、もしかするとこちらのおもいが電波したんじゃないのかと鳥肌が立ってしまった。
→クリント・イーストウッド→クリント・イーストウッド→アメリカ/2018→109シネマズ菖蒲→★★★☆