監督:原恵一
声:松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
制作:「バースデー・ワンダーランド」製作委員会/2019
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/birthdaywonderland/
場所:109シネマズ菖蒲
原恵一監督の新作は柏葉幸子の小説『地下室からのふしぎな旅』を原作とした小学生の女の子が主人公の物語。と聞けば、まるでジブリの作るアニメーションのようで、原恵一監督にはもっと違った方向に進んで欲しいなあ、と云うのが第一印象だった。
そして映画を観始めると、出てくる主人公の女の子がまったく小学生に見えない。おそらくそれは松岡茉優の低音の声によるところが大きくて、やはりそこはプロの声優を使うべきなんじゃないのか、と映画の導入からあまり印象の良くないことばかりだった。
柏葉幸子の小説にあるとおもわれる世界観もとっつきにくくて、ああ、これはちょっとキビシイ、とおもって観ていたら、次第に馴染んで行って、その世界観に取り込まれて行ってしまった。これはやはり原恵一監督に演出力があるからで、だったらやはり『はじまりのみち』のような、おお、今回はそう来るのか! とおもわせるような映画を撮って欲しかった。
→原恵一→(声)松岡茉優→「バースデー・ワンダーランド」製作委員会/2019→109シネマズ菖蒲→★★★☆