監督:ポール・バーテル
出演:アイン・ライメン、ルシール・ベンソン、スタンリー・リヴィングストン、ジョン・ベンタントニオ、ローリー・メイン
原題:Private Parts
制作:アメリカ/1972
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場所:アテネ・フランセ文化センター
またまたアテネ・フランセ文化センターでの「中原昌也への白紙委任状」へ。お盆なのに席が8割、9割がた埋まっていたのにはびっくり。12日のジョナサン・デミの『メルビンとハワード』はもっと凄かったそうだ。
『デス・レース2000年』が有名なポール・バーテルの初監督作品がこの『プライベート・パーツ』。上映後のトークで滝本誠が云っていたように、初めて作品を撮る監督が張り切って、やりたいことをすべて詰め込んだような映画にはなっていた。けど、だからこそ、あまりにもいろんな要素を詰め込んでしまった結果のまとまりのない映画になってしまっていたような気がする。盛り沢山なので飽きることはなかったのだけれど。
「中原昌也への白紙委任状」に参加していつも感じるのは、埋もれてしまうのにはもったいない低予算映画がやまほどあるんだなあ、ってことだった。つまり、低予算であったとしても、観てもらう人に楽しんでもらおうとする姿勢が前面に出てくる映画は、たとえそれが失敗していたとしても、その情熱が充分にこちらに伝わってくる作りになるだなあ、と云う発見だった。
また次回の「中原昌也への白紙委任状」へ足を運ぶとおもう。
→ポール・バーテル→アイン・ライメン→アメリカ/1972→アテネ・フランセ文化センター→★★★