監督:J・J・エイブラムス
出演:キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、ナオミ・アッキー、ドーナル・グリーソン、リチャード・E・グラント、ルピタ・ニョンゴ、ケリー・ラッセル、ヨーナス・スオタモ、ケリー・マリー・トラン、イアン・マクダーミド、ビリー・ディー・ウィリアムズ
原題:Star Wars: The Rise Of Skywalker
制作:アメリカ/2019
URL:https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html
場所:109シネマズ木場
1977年に有楽町の日劇で観たジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』から42年が経って、ついに『スター・ウォーズ』シリーズの最終話が公開されることとなった。あれから半世紀近くが経っているとはおもえないほどに、1977年のころの熱狂が昨日のことのようにありありとおもいだされるのはびっくりだ。それほどに『スター・ウォーズ』は映画史のひとつの転換点とも云える大きな出来事だった。
その『スター・ウォーズ』の多大なる功績を、そのまま人びとの大きなおもいでとして留めておけば良かったものを、最初から9部作の構想があったと云い出したジョージ・ルーカスの野望によって作り出された1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』はまったくの失敗作で、その時点で『スター・ウォーズ』は最初の3部作だけの記憶として留めてしまった人びとが多かったはずだった。
なのに、さらにジョージ・ルーカスの野望を完遂しようとした人たちによって作られた最後の3部作は、ジョージ・ルーカスへの敬意からなのか、第1作のストーリー構成と同じパータンをなぞってばかりで、今回の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』もまた同じパターンの繰り返しだった。
この繰り返しの意義をまったく見い出せずにいるのだけれど、それでもキャリー・フィッシャーやマーク・ハミルやハリソン・フォードが登場すればおのずと目頭が熱くなり、ラスト、惑星タトゥイーンの二つの太陽が登場するに至っては感動してしまうのであった。
めでたしめでたし。
→J・J・エイブラムス→キャリー・フィッシャー→アメリカ/2019→109シネマズ木場→★★★