監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド(木内秀信)、エヴァンジェリン・リリー(内田有紀)、ジョナサン・メジャース(中村和正)、キャスリン・ニュートン(高橋李依)、デヴィッド・ダストマルチャン(山口勝平)、ケイティ・オブライアン(冠野智美)、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー(北田理道)、ビル・マーレイ( 江原正士)、ミシェル・ファイファー(高島雅羅)、コリー・ストール(山野井仁)、マイケル・ダグラス(御友公喜)
原題:Ant-Man and the Wasp: Quantumania
制作:アメリカ/2023
URL:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp-qm
場所:109シネマズ菖蒲
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の中の「アントマン」の立ち位置って、他のマーベルヒーローに比べるといささか特殊で、ちょっとコミカルな立ち回りを受け持っている存在だったとおもう。それは、強大な存在がちっちゃなものに成り果てたり、ゴミみたいなものが無敵になったりと、逆転することによって生まれる典型的な「笑い」が象徴している。でも、前作の『アントマン&ワスプ』では量子世界がクローズアップされて「笑い」の入る余地が少なくなってしまった。そして今回の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ではマルチバースの世界も加わったのでさらに笑えなくなってしまった。映画のオープニングとクロージングでスコットがカフェに行くコミカルなシーンは、まるで取って付けたようでまるっきり浮いてしまっている。これでは他の「マーベル・シネマティック・ユニバース」の映画と差別化が出来ないんじゃないのかなあ。
ひとつ大きな疑問なんだけど、量子世界に生物がいるものなんだろうか? 素粒子とか原子とか分子だけの世界だとおもっていた。
→ペイトン・リード→オリヴィア・コールマン→イギリス、アメリカ/2022→109シネマズ菖蒲→★★☆