監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、エディ・マーサン、ロザムンド・パイク、ソフィー・エバンス、サマンサ・ホワイト、ローズ・レイノルズ、デヴィッド・ブラッドレー、ピアース・ブロスナン
原題:The World’s End
制作:イギリス/2013
URL:http://www.worldsend-movie.jp
場所:ユナイテッドシネマ豊洲
「酔っぱらい」と云うキーワードだけで、なぜか『ハングオーバー!』みたいな映画を想像してしまったのだけれど、エドガー・ライトの映画がそんな訳がなかった。どちらかと云うと『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』に似ていて、映画の雰囲気を途中から一転させて、あれよあれよと云う間におもっても見ないような展開へ畳みかけるテクニックはさすがエドガー・ライトだった。ただ、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』のような過去の映画にオマージュを捧げるようなシーンはあまり登場せず、純粋なるSFコメディ映画だった。“Robot”についての言葉遊びを出して来るのなら、もっとその手のロボット映画とか寄生獣系の映画(『ヒドゥン』とか『スピーシーズ』とか)のパロディがあっても良かったのに。
映画の中に12ヶ所のパブが出てくる。このパブすべてでビールを飲む事を中年になってから再び挑戦しようとするのがこの映画の基本的なストーリーラインだった。でも途中からそんな事はどうでも良くなって、とんでもないストーリーに展開して行く。観終わってから、はたと気付く。あの、パブは何だったんだろう? エドガー・ライトとサイモン・ペグの事だからそこにも何か仕掛けがあるんじゃなかろうかと。
その12ヶ所のパブの名前は以下の通り。
1. The First Post
2. The Old Familiar
3. The Famous Cock
4. The Cross Hands
5. The Good Companions
6. The Trusty Servant
7. The Two Headed Dog
8. The Mermaid
9. The Beehive
10. The King’s Head
11. The Hole in the Wall
12. The World’s End
そこで、このパブの名前についてネットを徘徊してみると、それについていろいろと言及している人がいるにはいる。
The Meanings Behind the 12 Pubs in The World’s End
http://oracleoffilm.com/2013/10/02/the-meanings-behind-the-12-pubs-in-the-worlds-end/
Special Features – What Do The Pub Names in The World’s End Mean?
http://www.flickeringmyth.com/2013/07/special-features-what-do-pubs-in-world.html
The World’s End Pub Name Meanings (I Think!)
http://radiodan.wordpress.com/2013/08/27/the-worlds-end-pub-name-meanings-i-think/
うーん、どれも何かこじつけのような内容ばかり。エドガー・ライトとサイモン・ペグによる公式見解みたいなものがあればそれを聞いてみたい。
→エドガー・ライト→サイモン・ペグ→イギリス/2013→ユナイテッドシネマ豊洲→★★★☆