とらわれて夏

監督:ジェイソン・ライトマン
出演:ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、ガトリン・グリフィス、クラーク・グレッグ、ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、マイカ・モンロー、トビー・マグワイア
原題:Labor Day
制作:アメリカ/2013
URL:http://www.torawarete.jp
場所:新宿武蔵野館

今までのジェイソン・ライトマンの映画は、『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』『ヤング≒アダルト』と、シチュエーションの組立てがとても面白くて、まったく次の展開が読めなくて、わくわくさせられる映画が多かった。ところが今回の映画は、何と云うのか、今までにさんざんと扱われて来た題材と云うのか、手垢にまみれた感がいっぱいのストックホルム症候群の映画で、ストーリーの展開にわくわくさせられる感覚はまったくなかった。

それに、ケイト・ウィンスレットが登場する映画の雰囲気がどれも似たようなものに映るのはどうしてなんだろう。この映画のイメージも『リトル・チルドレン』や『愛を読むひと』とあまり変わらないように見えてしまった。どの映画も欲求不満なキャラクターばかりを演じているからだろうけど、『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロンに比べるとあまりにも差がありすぎる。まあ、たぶん、好みの問題だけなんだろうけど。今回のジェイソン・ライトマンは、ラストの取って付けたようなハッピーエンドも含めて、ちょっとがっかり。

→ジェイソン・ライトマン→ケイト・ウィンスレット→アメリカ/2013→新宿武蔵野館→★★★