監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、コルム・フィオール、フェリシティ・ジョーンズ、ポール・ジアマッティ、サリー・フィールド、エンベス・デイヴィッツ、キャンベル・スコット、ートン・チョーカシュ
原題:The Amazing Spider-Man 2
制作:アメリカ/2014
URL:http://www.amazing-spiderman.jp/site/
場所:新宿ミラノ3
スパイダーマンの主人公ピーター・パーカーをいじめられっ子のネクラな高校生から普通の爽やかな高校生に置き換えちゃった時に、オタクな雰囲気の漂うサム・ライミ版スパイダーマンが『(500)日のサマー』のような鮮やかな青春ムービー・スパイダーマンに変貌して、それはそれで楽しめるとおもっていたのだけれど、ビルからビルへと飛び回る際の視点変動がダイナミックになったところに感動するぐらいで、他の部分はいたってフツーな映画になってしまったのはがっかりしてしまった。この『アメイジング・スパイダーマン2』も、どこか、何でも良いから、マーク・ウェブらしい部分が前面に出てこないと、これじゃ誰が撮っても同じだろう、と云う感想はまったく変わらなかった。
でも、よくよく考えてみると、映画の出来としてはマーベル・シネマティック・ユニバースの映画群とそんなに変わらないのかもしれない。ただ、マーベル・シネマティック・ユニバースの映画のほうがキャラクターを相互に乗り入れさせて、全体として一大テーマパークのような楽しさを醸し出していると云うことだけで。DCコミックも『Batman v Superman: Dawn of Justice』(2017年公開予定)が控えているので、もしかするとマーベルコミックスと同じ路線に突入してい行くんだろうか。
→マーク・ウェブ→アンドリュー・ガーフィールド→アメリカ/2014→新宿ミラノ3→★★☆