監督:稲塚秀孝
出演:南相馬市、飯舘村の人々
制作:タキシーズ/2012
URL:http://fukushima2011-hibaku.com
場所:明治大学リバティホール
「被爆者の声をうけつぐ映画祭」の運営に関わっている昔の会社の上司から毎回のようにこの映画祭の券をいただくので、今年も明治大学まで足を運んだ。
福島の原発がメルトダウンしてから3年が経って、まだ廃炉の道のりは遠くて、そしてまだまだ多くの危険がはらんでいるのに、表面的にはとても安定しているように見えるので、ついそんな重大な問題が存在していないかのように普通に生活してしまう。でも本当はまだとても危険な状態にあるわけで、それをおもい出すためにもこの記録映画を観たのは良いクスリだった。
このドキュメンタリーを見終わって、作られてから2年が経っているので、映画に出て来た人々のその後が気になってしまう。上映後の稲塚監督のトークによると『フクシマ2014』のような続編を作る意思があるらしいので是非ともそれも見てみたい。福島の原発に関する問題は、放射線の影響も含めて長いスパンを追いかける必要があるとおもうので、そのようなドキュメンタリーをなるべく多く追いかけたい気がする。
ちょうど今月末に南相馬市で行われる「相馬野馬追」に行く予定があるので、映画だけではなく実際にも現在の南相馬市がどのような状況にあるのか確かめたいとおもう。そのためにもこの映画は良い予習となった。そしてさらに出来たら自転車を持って行って、国道6号線を浪江、双葉方面に南下して行けるところまで行きたいとおもう。
→稲塚秀孝→南相馬市、飯舘村の人々→タキシーズ/2012→明治大学リバティホール→★★★☆