監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィン、サイモン・マクバーニー、チャン・チンチュー、トム・ホランダー、ナイジェル・バーバー
原題:Mission: Impossible – Rogue Nation
制作:アメリカ/2015
URL:http://www.missionimpossiblejp.jp
場所:109シネマズ木場
「ミッション:インポッシブル」シリーズも5作目となって、別にそんなに「ミッション:インポッシブル」のファンでもないのに『ミッション:インポッシブル3』以外の4作はすべて映画館で観ているので、もしかしたら好きなのかもしれない。でもJ・J・エイブラムスが肌に合わなのはわかっているので「3」だけは観なかったのです。
見ていない「3」が面白い可能性が残っている(そんなわけがない!)けど、それ以外では今回の「5」が一番面白かった。肥えた目から見ればどんなアクションを持って来ても驚くことはもうないだろうとおもっていたオートバイのチェイスシーンにも「うわっ!」と声を上げる始末だし、サイモン・ペグを起用した意味を最大限に発揮して大いに笑えるし、ヒッチコック映画をも彷彿とさせる個性的な顔の悪役も登場するし、トム・クルーズが離陸する飛行機にぶら下がるシーンや水の中でのもう息が続かない段階での一か八かのギャンブルをやらなきゃならないシーンなどなど、とことん荒唐無稽を突き詰めているところにはとても好感が持てた。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の脚本も書いていたクリストファー・マッカリーは、今までの映画とはちょっと違ったひねったことをするところが素晴らしい。今後も注目しようとおもう。
→クリストファー・マッカリー→トム・クルーズ→アメリカ/2015→109シネマズ木場→★★★☆