ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール

監督:スチュアート・マードック
出演:エミリー・ブラウニング、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリー、ピエール・ブーランジェ、コラ・ビセット
原題:God Help the Girl
制作:イギリス/2014
URL:http://godhelpthegirl.club
場所:新宿武蔵野館

スコットランドのポップ・バンド「ベル・アンド・セバスチャン」のスチュアート・マードックが初めてメガホンを取った映画。

気に入った音楽を追いかけることが少なくなってしまったので「ベル・アンド・セバスチャン」と云う名のバンドをまったく知らなかったのだけれど、スコットランド発の、驚くほどポップな音楽なので、ああ、これは自分の好きなタイプの音楽だなあとYouTubeを追いかけている。(買えよ、ってはなしなんだけど)

映画もとてもポップで可愛いらしい映画になっていて、まるで昔のスウィング・アウト・シスターのビデオクリップを見ているようだった。でもストーリーのベースには「病」があって、明るいだけの映画にはなっていないところがスコットランドらしいと云うか、何がスコットランドらしいのかわかっているわけではないけど、自分のスコットランドのイメージにぴったりだった。

新宿武蔵野館でこの『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の次にやる『ベル&セバスチャン』と言う犬の映画はいったい何だ!と思っていたら、その物語がバンドの名前の由来で、さらにそれは日本のアニメの「名犬ジョリィ」の原作で、原作者はアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『情婦マノン』に出ていた女優セシル・オーブリーだって云う芋づる式驚きでびっくり。

→スチュアート・マードック→エミリー・ブラウニング→イギリス/2014→新宿武蔵野館→★★★☆